弥高山は広島県との境に位置しており、雲海がきれいに見えることから、国内の名山の一つにもなっています。
弥高山へ初日の出を見に行った感想とおすすめの理由、アクセスや混雑や周囲で食事や初詣ができるかをまとめてみました。
弥高山へ初日の出を見に行った感想とおすすめの理由
私の家から歩いていける距離なので子どもの頃からよく行くのですが、特に人が多いことはなく、とても静かでのんびり出来ます。
初日の出の時はさすがにいつもよりは人は増えますが、居場所がなくなるほどではなく、十分にのんびり出来るスペースはあります。
おわんをひっくり返したような可愛らしい形でぽっこりとそびえていますが、標高654mと、周辺の山より標高が高いので、見渡す限り周囲の山の山頂が見え、そこに雲海が広がり、その雲海を照らしながら朝日が昇ってきます。
雲海も赤く色づいてとてもきれいです。
周辺よりも標高が高いので、360℃全てが見渡せるのも魅力の一つかと思います。
晴天の時には遠くに海が見え、その向こうに四国の山々が見えます。
初日の出の日にはみんなで初日の出を拝む「日の出祭」が行われ、甘酒やコーヒーが振舞われます。
弥高山へのアクセスと駐車場は?
弥高山山頂までの交通手段は、車オンリーです。
弥高山のふもとにキャンプ場やロッジがあるのでその辺りに車を止めて、山頂までは徒歩で登ります。
徒歩で登ると言っても20分もすればつくような、おじいちゃんおばあちゃんたちがウォーキングコースにするようななだらかな道です。
ふもとのキャンプ場やちびっこ広場を使うにはお金が必要ですが、山頂に登るのに入場料は必要ありません。
駐車場は、ふもとに無料であります。
弥高山の初日の出の混雑は?
初日の出は毎年弥高山からの初日の出を撮り続けている写真家の兄と一緒に行きました。
周りには数人、同じように立派なカメラを携えた人たちがいました。
初日の出スポットに行ったのは元旦の2時くらいです。
というのも、初日の出ももちろんきれいなのですが、星が凄いんです。
頭を通常の真っ直ぐ前を向く向きにしているだけで、その目の前にも星が見えるのです。
天空の星は言うまでもなく、普段私が住んでいる街中よりも何十倍にも沢山の星があって、本当に手を伸ばせば届きそうなくらいに近くにあるのです。私はその風景がすごく好きで、その星空を見たくて早めに行きました。
地元の人しか知らないような超マイナーな山なので、登る人数も多くなく、特に混雑するような事はありません。
初日の出スポットでの滞在期間は十分すぎるほどでした。
トイレは山頂に1箇所、ふもとに数箇所あります。
弥高山周辺で食事ができる所は?
ふもとにレストランやお土産コーナーがあるのですが、残念ながら早朝からは開いていません。
屋台などは特に出ませんが、初日の出の日には「日の出祭」が行われ、甘酒やコーヒーが振舞われます。
弥高山周辺で初詣ができる所は?
近くの初詣できる神社やお寺は、弥高山神社と、穴門山(あなとやま)神社です。
穴門山神社は権現造りの建築様式で装飾性が高く、県下にその例がない大変希少なものです(県指定)。
また、穴門山神社の森は、その多様さから県の天然記念物に指定されています。
そして、穴門山神社の近くにある鍾乳洞には不思議な言い伝えもあり、ここから湧き出る水でご飯を炊いたりコーヒーをいれると非常にまろやかになるそうです。
弥高山のふもとのレストランではこの鍾乳洞の湧き水が使われています。
距離的には3.3km、車で20分程です。
弥高山周辺のおすすめスポットは?
周辺のおすすめスポットは、吉備川上ふれあい漫画美術館です。
名誉館長は、高梁市名誉市民でもある漫画家の富永一朗氏であることから注目を集めたこの漫画美術館ですが、国内外のマンガを約12万冊収蔵しています。
嬉しいのは、約6万冊の昭和30年代後半の貸し本時代の懐かしいマンガから最新のコミックスまでを、自由に読めることです。
2階の読書室ではごろごろ寝転がってのんびりマンガを読むことができて、癖になります。
周辺の穴場スポットは、磐窟渓(いわやけい)です。ここは高さ100mにも及ぶ白亜の断崖が連なる谷です。
さいごに
お時間と体力が許せば、早めに来て、ご来光の前に数え切れないほど星が出ている様子を見るのも良いですよ。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。